HTML コーディングするときに、あたりまえのように使う body 要素について、初心に帰ってまとめてみました。
目次
body 要素のルール
body 要素のルールはシンプルです。
『1つの HTML ドキュメント(HTML ファイル)に1つだけ存在できる』というものです。
それ以外は、特に難しいルールはありませんが、それだけでは内容が薄い記事になってしまいますので、少し深堀してみます。
body 要素とは
body 要素とは何か。W3C の原文を見てみます。
The body element represents the contents of the document.
W3C
直訳すると、『body 要素は、ドキュメントのコンテンツを表します。』という感じなのですが、何を言っているのかさっぱり意味がわかりません!
よく咀嚼して、
body 要素は、HTML ドキュメントのコンテンツ部分、つまり私たちが実際に目にしている Web ページそのもの、Web ページの“中身”と考えるとイメージしやすいですね。
記述する場所
body 要素は、html 要素の子要素として記述します。具体的には head 要素の直後です。
例えば、以下のような構造です。
<html>
<head>
<title>タイトル</title>
</head>
<body>
<p>ここにコンテンツが入ります</p>
</body>
</html>
こうしてみると body 要素が HTML ドキュメントのコンテンツ部分、“中身”を構成する要素だと分かりやすいかもしれません。
JavaScript を使うとき
JavaScript から簡単に操作できます。
紹介程度に説明を載せておきます。
JavaScriptを使うとき、document.body
というプロパティを使うと、HTML ドキュメントの body 要素に簡単にアクセスできます。例えば、次のコードでページの背景色を赤く変更できます。
document.body.style.backgroundColor = "red";
また、
body 要素に新しいコンテンツを追加することもできます。
document.body.innerHTML += "<p>新しい段落が追加されました!</p>";
このように、
JavaScript を使うとページの見た目や内容を動的に変更できます。
初心者のうちは『こんなこともできるんだぁ』程度に読み飛ばしてOKです!
まとめ
body 要素は、HTML ドキュメントごとに1つだけの要素です。HTML ドキュメントのコンテンツ部分はすべて body 要素内に記述していきます。
body 要素は、HTML ドキュメント(HTML ファイル)に必ず1つだけ存在する要素で、ドキュメント内のコンテンツ部分を表します。ページの見た目や内容の大部分が body 要素内に含まれます。記述する場所は、head 要素の直後です。
常に使う重要な要素なので、ぜひ次項の『参考・出典』のリンクから、公式である W3C や MDN のページを一読ください。そんなに長くないのでサクッと読めます!
参考・出典
・W3C. 「4.3.1 The body element」. https://html.spec.whatwg.org/multipage/sections.html#the-body-element, 2024年11月25日閲覧。
・MDN. 「<body>: 文書本体要素」. https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element/body, 2024年11月25日閲覧。
・「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典. 「コンテンツ」. https://wa3.i-3-i.info/word15443.html, 2024年11月25日閲覧。
・「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典. 「ドキュメント」. https://wa3.i-3-i.info/word11505.html, 2024年11月25日閲覧。