【初心者向け】FTP ソフトの使い方をまとめてみた【FFFTP】

Web ページをアップロードするための 「FTP クライアントソフト」(以下 FTP ソフトと呼ぶ。)、特に有名な「FFFTP」を使ってページをアップロードする方法をまとめてみました。

今回は、あくまでページをアップロードする最低限のやり方にしぼってまとめています。「とりあえず FTP ソフトを使うための設定とやり方を知りたい!」と言う方は参考にしていただけたら幸いです。

FTP ソフトを使うのに必要な準備

まず FTP ソフトを使うにはサーバーを用意します。
各社レンタルサーバーを契約することで用意することが可能です。そして各社レンタルサーバーを契約すると「初期ドメイン(無料ドメインとは違うので注意)」を無料で使わせてくれるので、それを使う前提に進めていきます。

今回は“独自ドメインを取得”については割愛します。
(FTP ソフトでアップロードする最低限のやり方についての記事のため。)

オススメのレンタルサーバーは?

初心者の方にオススメなのは「ロリポップ!レンタルサーバー」。料金も比較的安く、初期ドメインもついてくるので、初めてホームページを作りたいという方には選択肢の一つになると思います。

ロリポップ!公式サイトはこちら

レンタルサーバーを用意できたら、契約したレンタルサーバーの Web ページから下記の情報を調べて把握します。

・ホスト名
・ユーザー名
・パスワード

各社レンタルサーバーによって、それぞれ名称が違う場合がありますので調べて入力しましょう。

各社レンタルサーバー 一般的な名称 各社レンタルサーバーでの名称
ロリポップ! ホスト名 FTPサーバー
ユーザー名 FTP・WebDAVアカウント
パスワード FTP・WebDAVパスワード
エックスサーバー ホスト名 FTPサーバー(ホスト)名
ユーザー名 ユーザー名(ホスト名)
パスワード パスワード
さくらのレンタルサーバ ホスト名 FTPサーバ
ユーザー名 FTPアカウント
パスワード サーバーパスワード
(契約時に 『仮登録完了のお知らせ』 メールにて確認できるようです。)

有名なレンタルサーバーで使用されているそれぞれの名称をまとめてみましたので、良かったらご確認ください!

準備ができたらさっそく FTP ソフトの使い方をまとめていきますので、これを見ればファイルを広大なネットの世界に送り出すことができるようになると思います!

「FFFTP」の使い方

「FFFTP」の初期設定

それでは超メジャーなFTPクライアントソフト「FFFTP」の使い方をまとめていきます。
まずは最低限の設定から。

すでにダウンロードしたところから進めていきますので、まだの方はこちらからダウンロードすることができます。

また現在の「FFFTP」は特にインストールせずに使用することができます。

1. 実行ファイルから起動

「ffftp.exe」ファイルをダブルクリックして「FFFTP」を起動します。

2. 「新規ホスト」をクリック

「FFFTP」を起動すると最初に「ホスト一覧」というウィンドウが表示されるので、「新規ホスト(N)…」をクリックします。

3. 「基本」タブに情報を入力

「ホストの設定」ウィンドウが表示されるので、最低限下記の情報を入力します。
ここで前項で用意したレンタルサーバーを契約した際に取得した情報が必要になります。

3.1. 任意の「ホストの設定名」を入力

画像の①に「ホストの設定名」を自分で決めて入力します。わかりやすい名前がいいですね!
ちなみに「FFFTP」を起動したときに表示された「ホスト一覧」に表示されます。

3.2. 「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」を入力

画像の②~③に「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」を入力します。

各項目がわからない場合は?

各社レンタルサーバーによってそれぞれの名称が異なる場合がありますので、契約しているレンタルサーバーのホームページを確認しましょう!(前項でも触れているのでチェック!)

例えば「ロリポップ!」の場合は下画像のように表示されているので、該当する情報をコピーして入力しましょう。

3.3. 「OK」をクリック

入力内容を確認して「OK」をクリックします。
「ホスト一覧」先ほど自分で決めて入力した「ホストの設定名」が表示されていたらOKです!

その他の細かな設定は、今回は割愛します。これでも最低限問題なく使えることができるかと思います。

「FFFTP」でファイルをアップロードする方法

続いて「FFFTP」を使ってファイルをアップロードする方法です。

1. 起動して「接続」する

実行ファイルから「FFFTP」を起動したら、「ホスト一覧」が表示されるので、アップロードしたいサイトを選択して接続をクリックします。

初回接続時に「暗号化の状態の保存」ウィンドウが表示された場合は「はい」を選択しましょう。

いろいろファイルが表示されて、
下の方に「ファイル一覧の取得は正常終了しました.」と表示されていたら問題なく接続完了です。

もし接続できなかった場合は、初期設定の「ホストの設定」で入力した情報に誤りがある可能性があるのでもう一度入力内容やレンタルサーバーの情報を確認しましょう。

ちなみに左側がローカル(パソコン側の)フォルダ、右側がホスト(サーバー側の)フォルダを表示しています。

2. アップロードしたいファイルのあるフォルダを表示させる

ローカルフォルダのアドレスバーにアップロードしたいファイルのある場所(パス)を入力してエンターを押します。

3. アップロード先のフォルダを表示させる

ホストフォルダにアップロード先のフォルダを表示させます。
この時、ローカル側とホスト側でフォルダ構造が同じだと管理しやすく誤アップロードの抑制につながると思うので揃えておくのがオススメです!

メモ

「FFFTP」上で、右クリックでフォルダを作成することが可能です。

4. 任意のファイルを選択してアップロードする

アップロードしたいファイルを選択すると青い上向きの矢印マークが表示されるので、クリックするとアップロードすることができます。

アップロードが完了すると、左側(ホストフォルダ)に任意のファイルが表示されます。

表示されていたら、無事アップロード完了です。

上書きに要注意!

同名ファイルが既にアップ先に存在する場合は上書きされてしまいます。特に「index」などよく同名ファイルが存在するファイルは最新の注意を払ってアップロードしましょう!

上書きになる場合は、確認ウィンドウが出るので、いったん深呼吸してよく確認してから作業しましょう!

まとめ

FTP クライアントソフト「FFFTP」を使ってファイルをアップロードする方法を簡単にまとめてみました。ソフト自体はとても直感的でわかりやすく使えるかと思います。

今回は簡単なアップロードのやり方だけをまとめましたが、細かい設定方法やサーバー上のファイルをダウンロードできたりもするので慣れてきたらいろいろ試してみてください。

初心者の方のハードルとしては、サーバー情報の各名称が FTP ソフトと違うことでうまく接続できなかったり、そもそもレンタルサーバーを契約すること自体が難しかったりなのかなと思い、ちょっとだけ記事に盛り込んでみました。

そこさえ乗り越えることができればソフト自体はとても簡単に操作できるので、ぜひチャレンジしてほしいです!

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