フォトショで、サクッと“金属っぽい”テクスチャを作れるようになると、デザイン作業の時短に繋がったり、表現の幅が広がったりと、制作レベルが一気に上がります!
素材集から持ってきたり、AI に生成してもらうのもいいですが、
『ちょっとだけ調整したい!』
『イメージ通りに作りたい!』
なんて場面も意外と多いですよね……!!!
今回は、比較的かんたん作れて、それっぽく見える、「グラデーションツール」を使った金属っぽいテクスチャの作り方をまとめてみました。
- 「グラデーションツール」の基本的な使い方
- 金属っぽいテクスチャの作り方
目次
グラデーションツールで
金属っぽいテクスチャを作る!
さっそく、「グラデーションツール」を使った、すごく単純な金属っぽいのテクスチャ素材を作っていきたいと思います!
STEP.1 操作環境の下準備
まずは、ツールパネルから四角いグラデーションのアイコン、「グラデーションツール」を選択します。

もし、表示されていない場合は、バケツのアイコンを長押しして、その中に入っているのでそちらを選択します。

続いて、操作に必要なパネルの準備と設定を見ていきます。
パネルの準備
「プロパティパネル」を表示させておきます。このパネルでグラデーションの調整をすることができます。

このパネルの出し方は、Photoshop 上部のアプリケーションバー(メニューバー)より、「ウインドウ(W)」>「プロパティ」を選択すると表示されます。
グラデーションツールの設定
「グラデーションツール」を選択した状態で、Photoshop 上部のオプションバーの各種設定をしていきます。(左から。)

■ グラデーション or クラシック
左側のプルダウンの項目が、「グラデーション」に選択されていることを確認します。

■ プリセット
「グラデーションプレビュー(グラデーションのサムネみたいな部分)」をクリックして、「基本」>「黒、白」に設定します。

■ スタイル
5つのアイコンから、いちばん左の「線形グラデーション」を選択します。

■ 逆方向
チェックを外しておきます。

■ ディザ
チェックを入れておきます。(入れておいた方が滑らかに!)

■ 方法
「滑らかに」にします。

参考までに、それぞれを比べた画像を貼っておきます。

ねらいがないのであれば、「滑らかに」にしておくのが“無難”ですね。
それぞれの設定は、あとから「プロパティパネル」で設定し直すことが可能です。特にこだわりがなければ、とりあえず上記の設定にしちゃいましょう!
余談
今回は、「クラシックグラデーション」ではなく、デフォルトの「グラデーション」で作成します。
「グラデーション」は、あとからでも調整することが可能な「塗りつぶしレイヤー」で作られるので、金属テクスチャのような素材作りとは相性が良いです。
なお、グラデーションの設定は、特にこれが正解というわけではありませんので、慣れてきたらお好みで自由に設定して遊んでみるとより理解が深まると思います!
STEP.2 グラデーションを作成する
カンバス上の任意の部分をドラッグすると、グラデーションが作成されます。

そして、カンバス上の「グラデーションライン(グラデーション上の白い線)」の両サイドの丸をドラッグすることで方向と長さを調整できます。
このグラデーションの正体は、新規で生まれたグラデーションの「塗りつぶしレイヤー」です。

元々のレイヤーに直接グラデーションを塗っているわけではないのですね。
STEP.3 カラー分岐点を追加する
グラデーションに「カラー分岐点」を追加する操作は、「プロパティパネル」で行います。
グラデーションの「塗りつぶしレイヤー」を選択した状態で、「プロパティパネル」から、中央付近に表示されている「グラデーションプレビュー」を確認します。

「グラデーションプレビュー」のちょっと下あたりにカーソルを合わせると、“+付きの矢印アイコン”に変化しますので、

その状態でクリックすると、新しい「カラー分岐点」を追加することができます。

今回は、2つほど追加してみます。
※ 追加した分岐点の色は、ツールバーの下の描画色と同じ色で追加されます。あとで変更するので、この時点では気にしなくてOKです。
なお、
お使いの環境によっては、「プロパティパネル」が小さく表示されている場合があります。その場合は、パネル下端をドラッグして広げ、すべての項目が見えるようにしておきましょう。

STEP.4 カラーを調整して光沢を作る
さて、いよいよ本記事の肝の部分です。
カラー分岐点をダブルクリックすると、色を変更することができます。

手っ取り早く“金属っぽさ”を表現するなら、グラデーションでハイライト(明るい部分)とシェイド(陰になる部分)で光沢感を作ると、それっぽくなります!
具体的には、
・中の2つのうち1つを明るい色(ハイライト)
・その反対を暗い色(シェイド)
・両端をベースにしたいカラー

にすると、
金属っぽい雰囲気を醸し出せます!

ハイライトとシェイドのコントラストをやや強めにすると、より光沢感が強調されます。
STEP.5 グラデーションの広がりを調整する
カラー分岐点同士の間には、小さいひし形のアイコン「カラー中間点」があります。を左右にドラッグすることで、グラデーションの変化や広がりを調整できます。

ハイライト部分とシェイド部分のカラー中間点をどちらかに寄せて色の変化にメリハリをつけてあげると、より光沢っぽさがでます。

個人的にはハイライトを細く表現するのが好みなので、ハイライト側に寄せてあげます。

上の画像は、Before、After どちらも金属だと言われれば、そう見えてくるような気がしますが、どちらかと言えば、After の方がなんとなくリアルに近い気が感じがしませんか??
好みの問題??
カラー中間点を寄せすぎるとパキッとしてしまい、これまた若干ニュアンスが変わってしまうので、どう表現したいかを考えて調整しましょう!

最後は、全体を見ながら、角度を変えたり、グラデーションの位置や広がりを変えたり、“イイ感じ”に微調整します!

画像の例は、参考としてわかりやすいシルバーをイメージして作成しましたが、それぞれの「カラー分岐点」に少し色を入れてあげても“金属っぽさ”を表現しつつ、ちょっとオシャレに表現できておもしろいです!

それこそ、ゴールドを表現したい場合は、イエローからオレンジあたりのカラーを使用して同じように作ってあげると良いです。
ぜひ、やってみてください。
まとめ
Photoshop の「グラデーションツール」を使うことで、サクッと比較的簡単に“金属っぽい”テクスチャを作ることができます。
「グラデーションツール」の操作は、主に「プロパティパネル」で行うことができ、「カラー分岐点」を追加して、グラデーションの色や広がりを調整することができます。
手っ取り早く“金属っぽさ”を表現するには、ハイライト(明るい部分)とシェイド(陰になる部分)になるポイントを作り、コントラストを意識して“光沢感”を作ってあげると、比較的それっぽくなります。
今回紹介したやり方は、かなりシンプルな作り方ですが、色を変えたり、テクスチャを重ねたりすることで、よりリアルだったり、豪華な金属表現へ応用することも可能です!
まずは難しく考えすぎず、実際にいろいろ触りながら、“それっぽく見えるポイント”を自分なりに探して遊んでみてください!
参考・出典
・アドビヘルプセンター. 「調整レイヤーと塗りつぶしレイヤーの概要. https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/desktop/create-manage-layers/color-adjustment-fill-layers/adjustment-and-fill-layers-overview.html, 2026年5月16日閲覧。



