今回は、プロっぽいグラフィックデザインにするためにはどのような装飾を盛り込んでデザインすればいいのかということを求めて、デザイン探索してみました。
レイアウトの仕方、アイコンや線や枠など、私が気になったものを写真に撮ってきましたので、一緒に見ながらみなさんのアイディアの参考にしていただけたらと思います。
基本的には、完成形の全体のデザインではなくパーツ・パーツの要素をピックアップして採取していけたらと思います。
フィールドは近くのららぽーとです。
いざデザイン探索!
ららぽーと内で見つけたポスターなどで参考になりそうな“デザイン”をひたすら写真を撮ってきました。
コメダコーヒーのポスターの一部です。アイコンが気になったのでパシャり。
ただの丸にするのとは違い、郵便スタンプ風のアイコンを入れることで「なんだか海を渡ってきた感」が伝わります。見た目的にもかわいらしさが感じられますし。
これは、このブログを書いているときに気づいたのですが、「で」をスタンプで英語にすることで、位置と格好悪さをうまく“ごまかして”デザインに昇華させていますね!
私もいつも「で」とか「が」とかの助詞の位置と大きさのバランスに悩んでいますが、こういう見せ方はとても勉強になります!
これはメインコピー自体を円に沿って配置することで絵的な面白さが感じられました。
これは特にこだわったデザインではないですが、シンプルでスタンダードなデザインだと思いました。ラインやスラッシュ吹き出し、簡単なアイコンをバランスよく配置していて“素人感のない”デザインですね。
こういうのをサクッと作れる人になりたいです。
柿の種のお店でしょうか、、そこに貼ってあったポスターのメインコピーです。ビックリのマークが、そういえばあったなぁと思いパシャリ。
吹き出しアイコンは、アイディアの引き出しに確保しておきたい要素ですよね。
旅行のポスターです。セールの伸ばし棒が好きだったのでパシャリ。
セールの伸ばし棒を極端に長くするだけの力技で、デザインにインパクトを与えられているというのがとてもいいアイディアだなぁと思いました。
写真がいっぱい並んで派手なので、テキスト部分(コピー)に過度な遊び入れると逆にうるさくなってしまいそうですが、もう一押し、遊び心とか勢いを加えるにはどうしたらいいか。「伸ばし棒を極端に伸ばす」って思い浮かぶのがすごいですね。あと文字のサイズも調整できるのもいいですね。
本屋さんの壁に貼ってあったポスターのコピーです。丸とか四角とかの汎用的アイコンではなくて、ちゃんとコンセプトにあったイラスト風のアイコンを入れると華やかになりますよね。
その都度作るのは大変ですが、これくらいシンプルなアイコンであれば時間もかからなさそうですね。アイコン(イラスト)の世界観の基準を自分の中に定めておけば、必要なときに迷わず作れるのかなぁと思いました。
二重線というのが、自分の中のアイディアにあまりなかったので記録しておきました。
ロゴがキマッてるものであれば、周りのテキストは割とシンプルでいいのかなぁと思います。コンセプトによると思いますが……。
“リボン”はデザインでよく使われますよね。上の唐草風の素材もそうですが、このような素材を使ったデザインは、レトロな西洋風のイメージになりますね。
なんでリボンなのだろう……?
私は“リボン”を使ったデザインが苦手で使いどころがよくわかっていません。プレゼント系のデザインに使ったりしますが、いつかうまく使えるようになりたいです。
このポスターの写真も“リボン”を使ったデザインですが、たまたま先ほどのコーヒー屋さんの看板の写真の次に撮りました。
すごくキレイなデザインにまとまっていますが、“リボン”って何だろうって考えたときに、このデザインで“リボン”を使っている意図が分からなくなりました。
ただキレイなのは間違いないですね。
正直、洗練されてはいないデザインなのかなぁと思いますが、四角で囲いながら協調するというアイディアを記録したく、パシャリ。
やはり、ロゴそのものが完成されていると、それだけで絵になりますね。。
個人的に一番好きなデザインです。かわいいです。
メインコピーを囲う枠の上下にラインを入れて、しかもただのラインではなくて四角い優しいカラフルなブロックを並べることで絵的にメリハリが生まれて素敵ですね。
ラインはラインでも、ただのラインではなくコンセプトにあったデザインにしてあげると、よりデザインが伝わりやすくなりますね。上のデザインは“シュルリ”とした感じのラインにすることでヘアーって感じのイメージが伝わります。
これはただの細い線を入れてますね。
このデザインも最初の方のデザインと同じく、「で」が「de」になっていました。二つともららぽーとのデザイン部もしくは同じ外注先のデザイナーさん達ががつくったような気がしてきました。
単純にキレイなデザインだなぁと思って撮影したのですが、後から気づきました。
これもただ丸で囲うのではなく点線のようにして囲うことで見た目をよくするというアイディアですね。( ..)φメモメモ
まわりのリボンで囲われた枠が個性的ですね。私には思いつかないアイディアです。、自分が得意な個性的なデザイン(アート寄り)をいくつか作れるようになると職業としての武器になりますよね。
筆文字で漢字。イメージへの影響力が強いので使いどころがけっこう難しいですよね!
セールと言えばバクダン!
文字色の四角で囲って背景色でサブキャッチを、しかも縦書きに、することで馴染ませながらさり気なく目立たせるというのもいいですね。
感想
基本的なよく見るデザインをしっかりと身に着けて、それをベースに、デザインで伝えたいことのコンセプトを元にアイディアを足していけば、より他と差のつく素敵なデザインになるのかなぁと思います。さり気ないちょっとした装飾でも、何か意味の感じられるものであれば、グッと引き立つ魅力がでると思います。
やはり主役はメインコピーやメインビジュアルなので、ラインやアイコンなどの細かいデザインはパッと見ではなかなか意識が向かないですが、こだわりがあるのとないのとではその主役を引き立たせることに大きな差が生まれてしまうと思います。作る側としてはせっかく時間をかけて作ったものに気づかれないのは少々悲しいですが、いや、むしろ気付かれないくらいがオシャレでイイじゃない!っていう精神で、細かいところにもこだわってデザインしていけるようになりたいものです。
また、実際に歩きながら、自分の目でポスターなどを見るというのは新たな発見がありいいものですが、こうして撮った写真を見直しながら、あーでもないこーでもないと分析すると今まで気づかなかったデザイナーさんのこだわりとかが見えてくるような気がするので、こういったブログをやってよかったなぁと思います。